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議員選挙
 議員選挙は、5年ごとに議会解散後各選挙区で行なわれます。つまり、ボツワナでは1965年から8回、自由で公正な選挙が行なわれたことになります。一選挙区からひとりの議員が選出されます。男女を問わず18歳以上であれば誰でも選挙権・被選挙権があります。ただし、心神耗弱により権利のない人、死刑宣告を受けている人、破産宣告を受けている人、6ヶ月以上の懲役刑にある人は除きます。

 国会の多数議席を勝ち取った政党が大統領を元首とする政府を構成します。大統領は国会から閣僚を指名します。最大野党が公式野党になります。選挙(大統領選挙、国会議員選挙、地方首長選挙)は、自治的で政党色の無い独立選挙委員会が執り行ないます。選挙委員会の最大の目的は、最良の選挙原則のとおりに実践して、効率的かつ有効に、自由で公正で正当な選挙を行なうということです。

司法行政
 ボツワナの司法は、控訴裁判所、高等裁判所、治安裁判所からなる司法制度によって担われています。また、固有の問題や犯罪、民事の争いをある程度まで扱う慣習法廷(ディコトラ)もあります。しかし、慣習法廷への訴えは慣習控訴裁判所に取り上げられ、必要ならば高等裁判所に取り上げられます。高等裁判所は司法制度のかなめで、無制限の裁判権をもち、民事・刑事に関わらずあらゆる係争を審理し、あらゆる下級裁判所の司法判断に対する再審権を行使します。一方で、高等裁判所の判決に対して控訴裁判所に出された訴えには高等裁判所は従います。

 ボツワナの法律はケープ植民地の頃から受け継がれたローマ・ドイツ法です。法律は、議会を通過した制定法とボツワナの判例法を形成してきた司法判決によって何年もかけて発展してきました。刑法はほとんどが英国に倣っていて、刑法典に成文化されています。刑事訴訟法は南アフリカの法律に基づいています。したがって、外観はローマ・ドイツ法ですが、刑法の実体は英米法です。死刑はまだありますが、高等裁判所は当該事件の状況に応じて死刑宣告を下すかどうかに慎重に取り組んでいます。大統領は赦免特権を持っています。

 憲法は生命、自由、財産の保護を第一とし、法の適用において厳密に守られています。裁判所は憲法によってその独立を守られていて、セツワナ語で言う「ガ・レ・レベ・モト、レ・レバ・モラト」、つまり「裁判を受ける人間の地位に関わらず法は適用される」という原則に導かれています。

 政府は贈収賄・経済犯罪理事会を設立しました。理事会は独立機関で、贈収賄や経済犯罪事件の防止と調査、贈収賄に対する社会啓発、贈収賄反対運動への人々の支持を求めることを目的としています。行政における不正防止のためのさらなる方策として、オンブズマン事務局が設けられています。ここでは、公職に携わる人の不適切な行為を調査し、必要があれば改善策を勧告します。

 ベルリンにあるトランスペランシー・インターナショナル(透明性調査国際委員会)の1999年世界汚職ランキングでは、ボツワナはサハラ以南アフリカで最も贈収賄の少ない国とされています。

経済
 1966年の政治的独立以来、ボツワナの経済は急速に発展してきました。1975/76年から1995/96年まで、実質国内総生産(GDP)は平均毎年9.2%、一人あたり実質GDPは平均6.2%増加しました。経済が急速に発展しただけでなく、インフラ整備の進展、社会指標の改善もすばらしいものがありました。1997/98年の名目CDPは14.2%成長を示しています。1999/2000年は約10%増となるでしょう。

 東アジアで始まった金融・経済危機の後の世界的需要低下の結果、鉱業生産高が減少し、それが主要因となって8.0%(1997/98年)から4.5%(1998/99年)へと経済成長は減速しました。しかし、非鉱業部門のパフォーマンスは良く、1997/98年の7.3%に対して1998/99年は平均成長率9.0%を記録しました。この年、多くの部門でかなりの成長を示しました。運輸(17.5%)、水道・電力(16.5%)、銀行・保険・サービス業(11.9%)、貿易・ホテル・レストラン業(11.1%)、建設(10.2%)などです。インフレ率の平均はひとけたで、今後も上昇は考えられません。

 1999年の経済の対外部門は、良好な輸出のおかげで概して好調でした。つまり、1998年レベルから輸出44%増に対して、輸入の伸びは10%に留まったのです。ダイヤモンドが輸出の中心で、輸出全体の74.4%を占めます。収支バランスの改善の結果、1999年末外貨準備高は61億ドルとなっています。これは、輸入支出約28ヶ月分にあたります。ボツワナはあらゆる為替コントロールを廃止しています。

 ボツワナはダイヤモンドの世界有数の産出国ですが、ダイヤモンドの世界的需要増加に支えられて、1998年の67%以上増という良好な販売高を示しています。塩ソーダ灰の販売は大変な純益をあげ、投資が有効なことを示しています。銅、ニッケルも好調になり、債務の一部返済を可能にしています。

 ボツワナは、現在、ロメ協定に基づいて大半の牛肉をEUに輸出しています。この輸出条件は再交渉されていて、新ミレニアムに新しい市場努力をしています。積極的な国家農業総合計画は、耕作と家畜農場だけでなく園芸、林業、養蜂、草原作物、猟獣農場など商業ベースで多様化を描いています。

 ボツワナは、国際金融サービス・センター(IFSC)立案を開始しています。これは、課税免除会社の登記に必要な条件を整え、ボツワナでの会社法人化を可能にする環境を提供することを目的としています。そのような会社は他社や他国に住む個人のためにサービスを提供し、業務を行なうことになるでしょう。このオフショア金融センターは、弾力性があり、一般に税を低下させます。IFSCは金融ビジネスセンターとしてボツワナの地位を高める可能性を持っています。この計画は各方面の機関から関心を大いに集めています。

 ■さらなる情報は下記ウェブサイト・E-mailアドレスまで。
  ボツワナ政府ウェブサイト: www.gov.bw
 ボツワナ開発政策研究所(BIDPA) ウェブサイト: www.bidpa.bw
 ボツワナ輸出促進投資機構(BEDIA) E-mail:bedia@bedia.bw


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