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Culture & history

芸術と工芸
ボツワナの芸術と工芸は、多くの部族によってもたらされた豊かな文化の多様性を反映しています。ここでは、ボツワナの土着の芸術、工芸、音楽、食べ物、飲み物の概要について触れます。


土着の芸術
伝統的な家に施されているレカポという装飾は、何世代にもわたって受け継がれてきた非常に見事な芸術です。現在では泥ではなくコンクリートの家を建てる人が増えているため、この芸術は徐々に廃れつつありますが、地方に行けば、今でも伝統的な装飾が施された家々を見られるところがあります。

ボツワナ全土で見られる岩壁画を残したのはバサルワ族の祖先です。そしてバサルワ族の人々は、今でも生まれながらの芸術的手腕を発揮しています。芸術学校に通ったこともないバサルワのアーティストたちが手掛けたキャンバス画からは、荒削りではあるものの、生まれながらの素晴らしい才能がうかがえます。



バスケット
ボツワナで最も有名な工芸品はバスケットです。ボツワナの農業文化に欠かせないバスケットは、ずっと昔から実用品として作られ、利用されてきました。現在でも、日々の暮らしの中で使われています。蓋がついた壺型のバスケットは、穀物や種、時にはソーガムビールを貯蔵するために利用されます。蓋のない大きなボウル型のかごは、女性が頭に載せてものを運んだり、穀物を搗いた後に籾殻を吹き分けたりするのに使われます。

バスケットは、主にボツワナ北西部に住むバエイ族とハンブクシュ族の女性によって作られています。

バスケットの主な材料は「象牙植物」という異名のあるモコルワネ椰子の葉を割いたものです。本来クリーム色をしていますが、植物の根や葉、樹皮などと一緒に煮立てて染色し、これを編みこんで複雑な模様を作り出します。例えば、伝統的なこげ茶色はモタラコラやモツェンツィラという植物から得られます。インディゴフェラという植物の葉は藤色に、ソーガムの籾やある種のキノコはかわいらしいピンクに染色することができます。元々、ほとんどのバスケットに柄はありませんでしたが、色や模様が編みこまれるようになってから、次第に複雑なデザインが生まれてきました。

バスケットの模様は、偶発的に生まれた抽象柄や、地元の環境や野生動物を象徴したものなどです。代々受け継がれてきた様々なデザインは、ボツワナの伝統的な生活様式と関連しています。例えば、雄牛が歩きながら排尿したときにできる模様を模した、「雄牛の尿跡」として知られているジグザグ模様があります。

ボツワナのバスケットは底の部分から渦を巻くように編み進めて作られます。繊維に沿って細く割いた椰子の葉を、植物の繊維、草、つる植物などを芯にしてコイル状に巻きつけていきます。すでに編んだ段に錐で小さな穴を開け、そこに巻きつける椰子の葉を通して、芯をくるむように次の段を固定する作業を繰り返します。染色したものを適当な間隔で編み込むことで模様ができあがります。ひとつのバスケットが完成するまでに数週間から数カ月もかかります。

ボツワナバスケットは、下記のお店で販売されています。
モチレロ

東京都目黒区鷹番2-5-17 コーポ丸基105
Tel / Fax: 03-3719-0230
URL: http://mochilero.jp/shop-info.html
E-mail: info@mochilero.jp


第3世界ショップ*Asante Sana 目黒店
東京都目黒区三田2-7-10-102
Tel: 03-3791-2147
URL: http://www.p-alt.co.jp/asante/archives/sana/shop.html
E-mail: info@p-alt.co.jp

一村一品マーケット
成田空港第1ターミナル 中央ビル4階
Tel: 0476-33-5613

陶器
様々な部族が何世代にもわたって陶器を作ってきました。陶器は、特に宗教的儀式に利用されましたが、料理、水の貯蔵、伝統的なビールの醸造などにも使われました。



織物
独特で良質な手織りのタペストリーやカーペット、ベッドカバー、ジャケット、コートなどは、全てカラクール羊の毛から作られます。ハボローネの近くにあるオーディ織物協同組合は、その素晴らしい作品が世界的に評価されています。

ボツワナのタペストリーが、下記のお店で販売されています。

梅田洋品店(アフリカワイイ!)
東京都杉並区西荻南1-18-10
Tel / Fax: 03-5370-8114
URL: http://africawaii.com
E-mail: umeda@umeday.com

ビーズ製品
バサルワ族は、ビーズ細工を作るのに長けています。ダチョウの卵の殻を細かく砕き、破片のひとつひとつに小さな穴を開けます。穴に糸を通して数珠状につなげたところで、それぞれが角のないなめらかな円形のビーズになるまで、固い石や岩などに擦りつけ、形を整えていきます。こうしたビーズや輸入品のビーズを使い、ネックレスやバングル、その他の装飾品を作っています。

木彫品
多彩な木の種類に恵まれていることから、素晴らしい木工品が産み出されてきました。その大部分は、様々な動物や鳥の彫刻です。彫刻以外にも、多くの木彫りの製品が家庭で使われていますが、次第に、輸入される大量生産品に取って代わられつつあります。

伝統的な家庭用品には、モホポ(木製のボウル)、様々なサイズの木製のスプーン、キカ(木製のすり鉢)、モツェ(木製のすりこぎ)などがあります。川の近くの集落では、外国人旅行者に非常に人気がある、モコロと呼ばれる木製のボートも作られています。


革製品
家畜や野生動物の皮革が豊富に手に入るため、伝統的なボツワナ社会は、皮革を使って、衣類、装飾が施された革のブランケット、睡眠用のマットなどを作る手法を発達させました。皮革は用途に合わせて様々な根や樹皮で処理されます。

伝統的な革製の服は布製の服に代わってしまいましたが、バサルワ族(ブッシュマン)の中には今でも革製の服を身につけ、狩猟採集を行う人々がいます。伝統的なダンスを踊るグループも、ダンスのときには革製の衣装を着ます。高級でおしゃれな革のハンドバッグやベルトなどの製品も、現在はボツワナ国内で工場生産されています。

鉄器
現在のジンバブエのワンゲ地方からやってきたカランガ族は、鉄を採掘していました。伝統的な採掘法は、鉄を含んだ岩の上で火を起こし、熱くなったところに水をかけてこなごなにして鉄をとり出すというものでした。

カランガ族の鉄商人は鉄で鍬を作り、ツワナ系の人々の家畜と交換しました。


音楽
ボツワナの人々は、伝統音楽、現代音楽、地元の音楽、外国音楽など、どんな種類の音楽も幅広く受け入れます。ボツワナの様々な部族文化も国の音楽を豊かにした一因です。ドラムやラトル(脚に装着する鳴り物)、ホイッスル、手拍子が、活気に満ちたリズミカルなダンスパフォーマンスをさらに盛り上げます。国際的なイベントでボツワナの伝統パフォーマンスを披露して称賛されたダンスグループもあります。結婚式、成人式、収穫、治療、催事の際など、特定の年齢層や特別な場面で好まれる音楽が、世代を越えて伝えられてきました。

その他にも、セティンカナ(親指ピアノ)やカタラ(ギター)、セハバ(弦楽器)の伴奏で演じられる音楽もあります。ギターは伝統音楽にも取り入れられており、「ギター風」の多くの歌が、セハバの音楽と同様に代々伝えられてきました。ラツィー・セタラコやンドナ・ポイフォ、ジョージ・スワビ、オンポネ・シェレン・オシティレ、アンドリース・ボク、スピーチ・マディマベなど、多くの才能豊かなミュージシャンたちによって、伝統音楽は支えられてきました。

ディコマとして知られている古い音楽は、今でも老人たちが、レパタタと呼ばれるクドゥーの角で作った楽器や、様々な動物の骨から作られる伝統楽器により演奏しています。

民間伝承(マイナネ)
これからの世代は、都市化などの要因が伝統的な生活様式に侵入してくるにつれ、祖父母が焚き火のそばで物語を語ってくれるという恩恵を享受できなくなるでしょう。マイナネまたはディナアネとして知られる、聞く者の心を捕える物語は、夕食後の家族団欒の際に祖父母から孫に語られました。

物語を語った祖父母もまた、自身の祖父母や部族の年長者から物語を聞きました。多くは、巨人、コホモドゥモ(神話上の鳥)のような神話上の動物、マルアルア(クジラ)、ウサギとその知恵、キツネとそのずる賢いいたずら、強者を倒す弱者などについての物語でした。

ボツワナの民間伝承は、特にクジラなどの内陸国にはいない動物を扱っているのが興味深い点です。物語はボツワナに海があった時代にまで遡るものなのでしょうか? コホモドゥモのような神話上の鳥は恐竜の一種だったのでしょうか? 研究により物語と歴史の興味深いつながりが明らかになるかもしれません。