たった600ヘクタール足らずの小さな保護区ですが、ハボローネ野生動物保護区はいまやボツワナ全体で三番目に訪問者の多い保護区であり、都市の喧騒に疲れた住民がくつろげる、とても人気の高い場所になっています。
1988年に設立されたこの公園では、野生動物を観察するための道路網が発達し、ビジター教育センター、ピクニック場、野生動物観察場や、アシの茂った一面の湿地帯を見渡せる野鳥観察場があります。ハボローネの西側のリンポポドライブから目と鼻の先にある入園ゲートで、詳しいルートマップを入手できます。
公園に生息するサイのつがいを守るため、保護区の一部には囲いがつけられており、サイの姿は特定の道路から見ることができます。これに加えて、訪問者は、インパラやクドゥー、ダチョウ、ワイルドビースト、シマウマ、ゲムズボック、ブッシュバック、スプリングボック、ダイカーや、アフリカ最大のアンテロープであるエランドなどを見ることができます。
ボツワナの大部分がそうであるように、ハボローネ野生動物保護区はバードウォッチャーにも非常に人気があります。有刺低木林や森林地帯から水系森林、湿地帯まで、公園内にある多様な生息環境のおかげで、チュウヒワシなどの猛禽類や、信じられないほど色鮮やかで多産なハジロアカハラヤブモズ、湿地帯に生息するまばゆい色のアフリカムラサキバンなど、様々な鳥類がよく見られるようになりました。
整備の行き届いたピクニック場が2つ、野生動物観察場が1つあります。