ブッシュ(荒野)での運転

 

ボツワナの砂利道と砂の道でうまく運転するには、ある程度の経験が必要です。あちこちに潜む思わぬ危険とその対処法を覚えておくと非常に役立ちます。

砂利道の運転

多くの人は、砂利道で出すことのできる速度を速く見積もりがちです。時速80kmを超えないようにしてください。なだらかな道が続くところもありますが、いつクレーターのような巨大な穴、岩、巨石、砂が重い場所、動物などに出くわさないともかぎりません。どこにいても、道を横切る家畜や野生動物には常に注意してください。
対向車両、追い越し車両、前をゆっくり走る車やトラックによって巻き上げられた砂埃により、視界が大幅に狭まったときに、そのまま運転するのは危険です。ヘッドライトをつけて、周囲が見えるようになるまで速度を落とし、必要に応じて砂埃が落ち着くまで道の脇に停車しましょう。


砂地の運転

出発する前に、四輪駆動運転に慣れ、様々なギアを試しておきましょう。可能であれば、四輪駆動車が砂の上でどう動くか確かめるために、実際に砂地を走ってみてください。車の種類も運転に影響します。ランドローバーやランドクルーザーは車両が重くて硬いため、軽い車両に比べて横転する可能性は低くなります。必ずハンドルを両手で握って運転してください。

砂地を運転する際は、状況が絶えず変化するので常に集中している必要があります。前方に起伏の激しい部分が見えたら、そこに到達する前に速度を下げ、ギアを落とす必要がありますが、止まらないようにしてください。

砂道の多くは波のようにうねっており、運転は快適とはいえません。速度を大幅に下げなければ、頭を車の天井にぶつけたり、荷物がはねたり、車のサスペンションが傷んだり、背中が痛くなったりします。

砂が深いところを運転する場合、タイヤの空気圧を下げて接地面を増やすことで運転が楽になります。
砂にはまって、自分の運転技術では抜け出せない場合は、レンチが役に立ちます。周りに木がなければ、スペアホイールを出し、地面に穴を掘ってそこにスペアホイールを入れ、ホイールにレンチを引っかけます。砂を戻して穴をふさげば、砂から抜け出すのに十分な力が出ます(これは経験豊富なブッシュ・ドライバーからの興味深いアドバイスです)。

 

 

泥道の運転

泥道を走るときは、四輪駆動車の力を過信しないでください。泥から抜け出すことは、砂よりもさらに難しいのです。いくつかの地域には、湿っていると車を車軸部分まで泥にはめてしまうことで有名な、悪名高い「ブラックコットンソイル」があります。そうした地域の一つで注意すべきなのは、クワイ川とサブティの間に広がるエリアです。雨季の間は特に気をつけてください。土が湿っていて黒く見える場合、その部分を避けて乾いた部分を走ってください。黒く見える部分を少し歩いてみてもいいかもしれません。表面は固まっていて乾燥しているように見えますが、その下の部分は湿っていて滑りやすくなっています。



パン(窪地)での運転

パンの状態は、見た目で判断できません。表面は白く、硬くて乾燥しているように見えますが、その下の土は湿っていて泥状です。すでに車が通った跡だけを走るようにし、もしそれが不可能な場合は、ずっと窪地に入らず縁に沿って走ったほうが良いでしょう。
砂や泥にはまってしまった場合は、まず車輪の下をシャベルで掘り、次に枝や丸太を車輪の下に差し込んで、車輪がすべってしまわないようにします。必要であれば、車をジャッキで上げ、車輪の下に枝や丸太をさらに深く入れてください。油圧ジャッキを車輪のリムに固定して車輪自体を上げることもできますが、ジャッキはすべりやすく、突然ハンドルが飛び上がることがあるので注意してください。


公園・保護区内での運転

ボツワナの公園や保護区では、今は自分のテリトリーではなく動物のテリトリーにいるのだという心構えを持たなければなりません。動物を尊重することが重要です。
自分の車と動物との距離を十分保ってください。どうしても避けられない場合を除いて、サファリドライブ中には車の外に出ないようにし、出た場合もあまり遠くに行かないでください。ボツワナの野生動物公園内の制限速度は時速40kmです。道から外れて運転することは認められていません。



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